はじめまして、
のびのびさとこと申します。
当サイトを訪れて下さり本当にありがとうございます。
ここではプロフィールに加えて
- アダルトチルドレンとは何なのか
- アダルトチルドレンと生きづらさの関係
- 愛着障害
についてもお伝えしています。
少し長いかもしれませんが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
現実社会ではなかなか出会えないHSP
内向型関連の多くの書籍によれば、日本でのHSPの割合は5人に1人と言われています。
でも、わたしは現実社会の中では職場や周囲を見渡してみても、近い感覚の人に出会ったことがありません。
こんなにネットの世界の中では、
「分かる!分かる!
これ丸々わたしのことだ!」
なんて思うのに、不思議です。
HSPにも4種類のタイプがあって、タイプによっても結構違いがあるので、自分と同じタイプと出会う確率はかなり低いのかもしれません。
ちなみに、わたしは診断ツールを使うと強度のHSP(HSS型)です。
もしかしたら、HSP同士が出会うと、お互いを配慮し合うがために遠い距離感になってしまうのでしょうか?
ものすごくたまーに、奇跡的に気持ちを共有できる人に出会えると嬉しくなります。
もしも、出会えていたらものすごくラッキーですね!
生きることに疲れてしまっていませんか?
わたしは、幼少期からずっと生きづらさを抱えて生きてきました。それは、きっとみなさんが抱いている感情や感覚と同じものです。
とにかく感覚が過敏で、勝手に五感がフル稼働してしまって困ります。
繊細で敏感な上に過度に傷つきやすいという気質と共感性が強いという気質もあります。
- 人の表情
- 声のトーン
- 物音
なんかで必要以上に色々感じ取ったり、深読みしすぎてしまいます。
自分がどう見られるのかな?
相手はどう思うのかな?
ばかりを人一倍意識してしまって、
傷つかずにすむように
不必要に傷つけずに済むように
常に神経を張り巡らせて危機回避に努め、何かに振り回されっぱなしの人生でした。
わたしにとっては、幼少期からこれが通常モードだったので、疲れていることに気付きもしていませんでした。
でも、心の中も頭の中もずっとなんだか忙しくて、生きている実感みたいのもないし、生きている意味や自分が生きている価値なんてあるのかな、とかよく考えていました。
脳内はいつも不快な情報でいっぱい
大人になってからは、寝るとき以外のほとんどの時間、次のような感情が脳内を占めていました。
- 嫌なことを思い出してはイライラ
- 誰かを許せない気持ちが常にあって、心の中でその対象に批判的な言葉や暴言を浴びせて攻撃
- そんな自分がまた嫌になって自己嫌悪に襲われる
- 最終的には自分はなんてダメな人間なんだろうと自分を攻撃
頭の中も心の中も、ずっと騒がしく苦しい日々でした。
みんなきっとそうだし、これが当たり前なんだと思っていました。
少なくとも、一番身近な母親も同じでしたから、みんなそうなんだろうと思ってしまっていたんです。
でも、違ったんですね。
もしも、今あなたが同じように苦しんでいるとしたら...
必ず
もっと、もっと、もーっと
楽に生きられるようになります。
あんなに苦しくて、
常にジェットコースターのような気分の波に襲われて、
自分でも自分をコントロールできず
疲れ果てていたのが、今では遠い昔のことのようです。
HSPだけが生きづらさの原因じゃないのかも、と気付いた
わたしは、自分にHSPの気質があることを27歳の時に知りました。
そしてその後、セルフワークをしている経過の中でアダルトチルドレンという言葉を知りました。
アダルトチルドレンとは、機能不全家族で育った子供のことです。
"アダルトチルドレン"と調べて頂くと、分かりやすくたくさん出てきますので詳しく知りたい方は調べてみてください。
チェックリストなどもあります。
大まかに言うと、幼い頃から
「親に欲しかった愛情をもらえなかった」
「ありのままの私という存在を認めてもらえない環境で育った」
ことで、心の栄養不足状態になってしまい心の成長ができず、そのために大人になっても生きづらさを抱えて生きている人のことです。
アダルトチルドレンもまた、HSPと同じようにひとつの気質と捉えられており病気ではありません。
愛着障害がある人とない人の心は、大きく異なる
機能不全家族で育った人は、両親と健全な愛着形成ができず"愛着障害"というものを持っています。
ひとは、信頼・安心できる人との愛のある交流を通し愛着形成を自然にしています。そして、愛着形成によって、心の基礎(土台)が作られていきます
心の基礎部分は、あなたの「心」を強く安定したものにしてくれる大切なものです。
愛着形成ができると、
- 当たり前に自分を大切に思うことができたり
- 自分の心の守り方を覚えたり
- 他人との境界線を築いたり
- 安定した心の土台が築かれて育っていきます
すなわち自分軸があって安定した心=「成熟した大人の心」には、愛着形成は必要不可欠なものです。
しかし、機能不全家族のもと育ち愛着形成が失敗すると、心の基礎部分が築かれません。
自分の心の守り方も、相手の心を大切に扱う方法も分からないので、いつも心は情緒不安定で脆く、攻撃的で他者の影響を受けやすくなります。
大人になってから「愛を求める子供のままの心」と「成熟した大人に求められる現実」との狭間で葛藤が生じてしまって、大きな生きづらさの原因にもなります。
- あおり運転をする人
- 自分の思い通りにならないと不機嫌になる人
- モラハラ、パワハラをする人
なども、実は愛着障害を抱えています(他にもたくさんあります)
愛着障害のない成熟した心の持ち主は、葛藤が少なく情緒が安定していて、攻撃性が低いのが特徴です。
わたしは普通の家庭だったから大丈夫だろう、と他人事に思っていたのですが、実は立派な機能不全家族でした。
自分の家庭の異常には気付けないものなのかもしれません。
HSPの原因はアダルトチルドレンによる愛着障害
HSPは妊娠中の母親が受けたストレスによる先天性の気質の部分もありますが、後天的な気質が大きいとも言われています。
その後天的な要因として挙げられるのが、アダルトチルドレンによる愛着障害です。
機能不全家族の両親も、成熟した心が育っていません。だから、健全な愛の与え方もわかりません。
悪気なくこどもに対して無関心だったり、否定的だったり、不機嫌で支配したり、恐怖心を植え付けてしまったり、条件付きの愛だったりします。
その過程で、わたしたち無力な子供は生き抜くために、小さな頃から両親の顔色を注意深く観察したり伺ったりして、親の求める子供であろうと健気に努めていきます。
この過程がHSPの気質を後天的に強めてしまう原因になります。
わたしの場合もおおもとの原因としてアダルトチルドレンがあり、生き抜くためにHSPの気質が培われてしまったようです。
生きづらさの一番の原因は、無意識の間に歪んで身についてしまった「考え方の癖」
そして一番の問題は、愛着形成に失敗したアダルトチルドレンには本人が自覚できない
"独特な思考回路"
と
"歪んだ思考の癖"
が根付いています。
これが、生きづらさの一番の原因になってしまうのです。
この思考回路は、自分を追い詰めたり責めたりするようにできていますので、常に苦しいのはこのためです。
でも、自分では気づいていません。
この、独特な思考回路と歪んだ思考の癖を自覚し、修正していく必要があります。
何歳からでも、こころは育つ。こころが育てば、どんどん楽にあなたらしく生きられるようになる
自分がHSPという気質が強いんだということを知り、そういうものなんだと理解できたこと、たくさん同じような方がいることで安心することはできました。
ただ、現実問題どれだけ書いてある対策をしてみても、HSPの対処法だけでは私の生きづらさは変わりませんでした。
心の中に本当の原因がある限り、場所が変わっても人が変わっても同じ現実が永遠に繰り返されます。
おおもとの原因であるアダルトチルドレンの問題に向き合ったことが、私の人生の大きな転機になりました。
おかげで生きづらさはとても軽くなり、以前は効果を感じられなかったHSPの対処法も、効果的に応用できるようになりました。
大人になってからでも、幼少期の頃のように母親や父親からの与えてもらう愛情じゃなくても、今からでも自分で自分の心を育ててあげることができます。
カウンセリングでプロの手をかりて、心を育てるための"お水"をもらうことだってできます。
そして歪んで身についてしまった思考の癖も、修正できます。
そうやって心の基礎が育って土台ができてくると、楽に生きられるようになるだけでなく、自分のことが分かってきて、生きることが楽しくなってきます。
驚くほど、目の前の景色が変わり、人生もどんどん変わっていきます。
自分と向き合う過程では、辛い時もたくさん訪れるかと思います。
でも、忘れないでください。
あなたはひとりではありません。
わたしも、同士もここにいます。
辛い時、少しでもこのサイトがお力になれますように。