今回、あなたが自己否定の沼にはまってしまったのは、どんなことがきっかけだったでしょうか?
わたしが自己否定の沼にはまるきっかけで多いのは、圧倒的にこの3つです。
- ミスをしたとき
- 劣等感を刺激されたとき
- 自分に対する批判的な意見を耳にしたとき、です
例えば、「②劣等感を刺激されたとき」に関して自覚している具体的なケースがあります。
- 自分がコンプレックスに思っていることに関して、優れている人と関わったとき(→かわいい人、美人、仕事ができる人、コミュニケーション能力が高い人、与えることができる人)
- 近しい人がほめられているとき
- 気にしていることを冗談でも言われたとき(→お金の管理が下手・できない、自制心がない)
- トラウマになっている言葉を言われたとき(→君は使えないなぁ~)など....
「そんなに落ち込むことはないぞ!むしろ、冗談でもそんなことを言ってくる相手もおかしいぞ!」と必死に言い聞かせても、言葉が心にグサッと刺さってしまって簡単には抜けません。
そして「なんで自分はこんなにダメ人間なんだろう」と一直線に自己否定のループが始まっていってしまいます。
生きていれば誰しもミスをすることはありますし、コンプレックスだってありますし、自分が嫌になっちゃう時もあります。
完璧な人間なんてひとりもいません。
ただ、他の人も自分と同じように「わたしは生きている価値などない人間だ...」と自己否定をするまで落ち込んでいると思いますか?
実は、他の人はそんなことはありません。
ちょっと驚きませんか?
これはアダルトチルドレン特有の思考回路です。
アダルトチルドレンがすぐ自己否定をしてしまうのは、幼少期に刷り込まれた洗脳の名残
アダルトチルドレンのひとは生れてから、特に両親から「ありのままの自分」を受け入れてもらった経験・記憶がありません。
ちょっと悲しいんですけど、わたしにもその経験や記憶がありません。
例えば、これらに当てはまるものはないですか?
- 親の機嫌によって言うことが変わる
- テストでいい点をとったときだけほめられる
- 基本的にあなたを認めない、批判的
- あなたの気持ちを言っても、否定される・バカにされる
- なんでも親の言う通りにしないと怒られる
- あなたの気持ちや考えていることを肯定的に聴いてもらったり、尊重してもらったことがない
こんなふうに、親の勝手な基準による条件付きの愛情だったり、本人の意見を尊重しているように見えてそもそもあなたに無関心だったりして、親が望む姿でなければ「受け入れてもらえなかった」という経験・記憶の方が圧倒的に多いんです。
だから、あなたには無意識のうちに「このままの自分でいてはいけない」という感覚がこども時代から刷り込まれています。
「こんな自分ではない、すごい人にならなくては」
「みんなに認められる人でいなくては」
「完璧でなければ」
「ダメな自分は生きている価値はない」
このように考えるようになります。
そうやって、無意識下で親や周囲に認められるために、ずーっと自分を高め続けたり"自分じゃない誰か"になろうと生きてきたんです。
すごいことです。たくさん、たくさん頑張ってこられたんです。
自分では認めることはできないかもしれないけれど、本当に頑張って生きてきました。
それは紛れもない事実です。
自己否定の洗脳を解いて、楽に生きられる道も選べる
もし、今あなたが「自分には何もない」「何もできない」「生きる価値がない」そんなふうに感じて苦しむことがあれば、それは真実ではありません。
あなたが小さな頃からそうやって思い込まされてきただけのことです。
たまたま、あなたの周りにいた視野が狭くて悪い大人に都合よく洗脳されてしまったんです。
そんなの、幼かったあなたには抗うことなんてできないし、違和感を感じるなんてこともできるわけはありません。
あなたは悪くありません。
でも、おとなになったあなたが自己否定から解放されるには、あなたの力で洗脳を解かなければなりません。
それに気づけたら、いつからでも、あなたが選びなおせば自己否定に苦しむ人生を変えることができますから安心してください。
一緒に洗脳を解き、ほんとうのあなたの心を取り戻しましょう。
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